絶賛愛用中のF3100がそろそろエージング100時間くらいになります
今回はそんなF3100のいまの音の感想を語ります♪

IMG_20161002_211118
 
100時間鳴らしたF3100はもう完全に試聴機・開封したてとはまるで違うものになりました
一番の違いはfinalらしい音になったこと

簡単に試聴機・開封したてと100時間エージングで鳴らした音の違いを 

試聴機・開封したてのF3100の音
・finalっぽさがあまりない、よくできたシングルBAの音
・中高域寄りなバランスで低音が弱い
・とてもあっさりクール、ボーカルがややキンキンする

100時間鳴らしたF3100の音
・finalらしい人肌の温もりを感じるクールな音
・とても自然で心地よい、聴き疲れのない音
・ライブ感・熱気を感じられるように
・フラットかやや中低域寄りのバランス
・低域の量感は少ないものの質感はとても良い、量感少ないといっても沈み込みや重みがある
・ロックにとても似合う音になった 
・ボーカルや高域の刺さりがなくなりまろやかで伸びやか

といったようにかなり変わりました
finalのF3100公式の説明で低域の再生力に重きを置いたチューニングとありますがこれは80時間くらい鳴らしてようやくうなずけるようになりました
ただしここで重要なのが低域の再生力に重きを置いたチューニング=低域の量感が多いってことではないこと
量感よりも質にこだわった低音だと感じます
シングルBAとは思えない低音で、沈み込みや広がり余韻が上手い!

上位のF7200も改めて試聴したんですがF3100と比べると明らかに上質でより丁寧な低音表現だと思いました
しかしF3100がF7200より勝る要素を上げるならロック・ポップス向きな音であること
F7200はジャズやクラシックに似合う音なんですがF3100を聴き込んだ耳でF7200でロックを聴くとなんかロックに相応しくない音だと思えました
F3100のほうが明らかにロックに似合う音でロックに相応しい低音だったり響き方をしてる
F3100だとロックのボーカルやエレキギターの響き方がとても楽しいんです♪
これこそfinalらしい音と言いたくなる一番の理由ですね
ライブ感のある響きや熱気・感情的な音、これはfinalでしか味わえない音でしょう
しばらくfinal以外のイヤホンを使っていたんですがF3100をじっくり鳴らして聴いているともうこのイヤホンしか無理ってなってるw
改めて私ってfinalの音大好きなんだと思い出させてくれました

もう少しF3100の音の個性を掘り下げていきましょう
バランスとしてはフラットかやや中低域よりのバランス
開封したては明らかクールな音でしたがいまでは熱気もあるクールな音に、この人肌の温もりも感じられるクールな音はfinalでしか味わえない独特な音です 
解像度は単純に高いって言い方では終われない、モニター的な高解像度な音を聴かせるタイプではなく
ライブ感を伴った生々しい音を高解像度に聴かせてくれます
ロック系の楽曲を聴けば本当にいままさにライブを味わっているような聴き心地です
モニター系の音と違ってギターの倍音の響きやボーカルの生々しい表現がすこぶる良い
もっとシンプルにまとめると自然なロックサウンドとでも言いましょうか
F3100の音に慣れた状態で他のイヤホンで聴くとどこか不自然・人工的な音に感じてしまう
ボーカルやギターがなんか人工的な音に感じてしまってなんか物足りないなぁと

ちなみに私のかつての愛機Heaven Ⅱも久しぶりに試聴しました
Heaven Ⅱと比較するとよりF3100の音の特徴や個性がわかりやすいと思いました
F3100と比較してHeaven Ⅱはザラツキや荒さが目立つ音でした
かなり荒々しく尖った音、これはこれでロックを聴くと楽しくて大好きでした
対してF3100はHeaven Ⅱと比較すると音が丁寧というところが一番の違いかなと
若干Heaven Ⅱを思い起こさせる音ですが実際に聴き比べると音のクオリティが段違いでした
ライブ感のあるエネルギッシュでfinalらしいクールな音は似ているんですがF3100のほうがより音の表現力が上手い!エレキギターの細やかな鳴りや低音の音数が明らかに増えている
 ボーカルもより優しく丁寧に、それでいてよりリアルな響き方余韻が表現できている

普段ロックをよく聴く身なのでロック中心にF3100のいまの音を紹介しましたがテクノやジャズ・クラシックといったジャンルもかなり満足に聴けるようになりました
ただジャズ・クラシックは試聴したF7200のほうが似合うのは間違いないです
F3100はロックとの相性抜群なのは声を大にして言いたいですね
重苦しい音が嫌い、でもロックが軽々しく聴こえるのは嫌だって人にF3100はベストバイでしょう
僕はロックを中域のエネルギッシュさを重視して聴きたいのでF3100はとても理想的な音
いまF3100でロックを聴きながらこの記事書いてるんですがさっきより低音の量感増えたかも♪
この調子でいけばもう完全に理想的なロックサウンドになりそう///▽///

ここでちょっと話逸れますが最近買ったアルバムがF3100で鳴らしたらとっても良かったのでご紹介します
rebellion
 じつは冒頭のF3100の写真にこのアルバムジャケットが写ってたんですw
m:a.ture Rebellion
バンド名はマチュアって呼びます(ちなみに少し前の記事でお気に入りアーティストとして紹介してます)
ついこないだ発売されたばかりの私のいまマイブームなバンドの新譜ミニアルバムです

↑こちらからアルバムに収録されている曲の試聴ができます
このアルバム本当にF3100で聴くと絶品で
F3100の良さがすこぶる発揮されます!
エレキギターのテクニカルな細やかさ、ボーカルの生々しい響き、空間表現、音数の多さ
4曲目の‘家路’ではボーカルの響き方が似合い過ぎて感激しましたね
これこそfinalでしか味わえない楽しみ方
あとこのアルバムF3100で聴くオススメの理由としてゴリゴリ系のロックじゃないところ
あまりゴリゴリとした感触ではなくサラッとしつつも元気な音でF3100の音のバランスで聴くととても似合うんです
低音が強いイヤホンで聴くとこのアルバムの美味しい部分が薄まってしまうかも
シンセの音の取り入れ方も上手くてゴテゴテになることなくサラッと聴ける
そのシンセの音のセンスもよく初めて聞いたときはカッコよくて興奮しましたねw
F3100でこのアルバムヘビロテしております♪
メジャー系のアーティストと充分戦えるくらい良い楽曲ですのでぜひ手にして聴いてもらいたいですね
やはりCDから取り込んだちゃんとした音源はとってもいいです♪
 
F3100×ロック この相性は素晴らしいです、他のイヤホンでは味わえない楽しさがあります
あまり鳴らしてない試聴機では絶対にわからないF3100の本当の魅力が伝わればなによりです
使い勝手もとても良いイヤホンなのでぜひ手にして鳴らし込んでみてください、ロックをライブ感のある音で聴きたいのなら間違いないです!