以前にもYAMAHA HPH-MT8レビューを書きましたがまた改めてじっくり使った感想を書きたくなったので使い始めてから約10ヶ月ほどの感想をRe レビューとして書いてみます。


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HPH-MT8はモニターヘッドホンですが私は楽器をやったりDTMなどしていない、リスニング用として使っていることを踏まえて読んでいただけたらと。
最近はポタアンのFIIO Q1 MarkⅡに繋いで聴くことが多いので主にPCからUSB接続したQ1 MarkⅡに繋いで聴いた感想になります。

HPH-MT8の特徴を大きく2つ挙げると
・快適な着け心地と聴き心地
・すごく音がよく見える

私はいろんなイヤホン・ヘッドホンを実際に手にして使ったり店頭試聴で聴いていますがHPH-MT8ほどフラットサウンドなモニターヘッドホンは無いのではという思いを抱いています。
私のフラットサウンドのリファレンスです。

超高域から超低域まで高解像度な音で満遍なく聴きとれる。加えて余裕の空間描写で定位もハッキリわかる。
つまりすごく音がよく見えるんです。突出した帯域を一切感じさせないのにそれぞれの帯域で深みや余韻、伸びといった音の動きがよく見える。
この音とこの音の間にこういう音が鳴っていたとか激しいエレキギターがこんなにも鮮やかになっていたのかとか。
特に面白いのが低域で量感はフラット過ぎるゆえ多くないがかなり低い帯域の低音の聴き分け、変化や動きというものがすごくはっきりわかる。

じっくり使ってHPH-MT8はデジタルサウンドに特化したモニターヘッドホンだと確信しています。
様々な帯域の音が鳴っていても冷静にフラットに聴きとれる。
モニターヘッドホンによっては高域がキンキンシャリシャリだったり低域の圧が強すぎるモデルもあったりしますがHPH-MT8はややクール系ながら落ち着いた鳴り方をしてくれます。
落ち着いてはいますが音源の質に対しては容赦ないです。HPH-MT8でいろんな音源を聴くと質の良い音源と質が甘い音源の差がもろにわかってしまう。
特に低音が顕著で浅くて単調なものもあれば低音の音数が豊かで緻密な動きをしているのが聴ける見える。

面白いもので2001年リリースされた楽曲でもHPH-MT8で聴くとびっくりするくらい質がよくて面白い音源があるものです。個人的にはHPH-MT8でいろいろ聴き漁るのが楽しいですね。
あと同じ曲でもオリジナルアルバムとベストアルバムでリマスターされた曲とで明らかに質が良くなってるのも気づきやすいですね。

そうやってついつい長時間聴いちゃうことがあるのですがHPH-MT8を使っていて装着疲れというものが一度もこないです、しかも眼鏡をかけた状態です。6時間くらい眼鏡をかけたままHPH-MT8をつけていても全く痛くならなかったです。
加えて情報量が多いのに聴き疲れもしない、むしろとても質の良い音源だと聴き心地が気持ちいいです。

HPH-MT8、楽しい音とは言い難いですが面白い・気持ちいい音であると思ってます。

モニターヘッドホンでも向いている用途がそれぞれあると思います。リスニング用で使ってる身ですが
HPH-MT8はスタジオでの楽曲制作・ミキシング・マスタリングに向いているタイプだと思います。


最後に個人的にHPH-MT8で聴いてこれは凄い、ヤバいと思ったアルバムを挙げさせてください。
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坂本龍一さんのアルバム async
このアルバムは再生環境によって印象や評価がガラッと変わりやすいだろうと思います。
HPH-MT8で聴くこのアルバムは静かなる衝撃ということだけ言っておきます。